現在、メインブログ(WordPressを使用)をさくらのVPS(リージョン:東京)で稼働させています。さくらのVPSは安定感があり(障害がほとんどありません)結構気に入って利用させてもらっています。(ちなみにこのブログは、GMO お名前.com VPS上のWordPressで稼働させています)
以前、サイトの評価(Google君からのですが・・・)が気になり「PageSpeed Insights」等々を利用し高速化を図ってきました。
Googleからは、ページの反応が0.5秒遅くなるとアクセス数が20%低下すると発表されています。また通販業大手の「Amazon」においても、表示速度が0.1秒遅くなると売上が1%減少するといわれています。
やっぱ「ページの表示速度」って重要ですよね!
これはどうにかしないと思い、サーバ側の設定(Apache等々)や、WordPressの高速化プラグインを用いますが一向に改善出来ませんでした。
そんな時に目に止まったのが「さくらのVPS」サービスのリニューアル。ハードディスクが「SSD」で、メモリ2GBの場合にCPUが2コアだったのが3コアに増えているではないですか!(もちろん価格も改訂されていましたが)。またリージョン(設置場所)も東京になっているではないですか!
早速2週間のお試し期間を利用して調査開始。
それまで使用していたVPS石狩リージョン(CPU2core+メモリ2GB+SSD)と、東京リージョン(CPU3コア+メモリ2GB+SSD)を比較してみました。
ほぼ同じ環境(CentOS6.4 + WordPress etc)を作成して応答速度の比較を行ってみましたが、その違いは歴然でした。
PINGの応答速度比較
さくらのVPS以外のVPS(東京設置)からのPING応答結果になります。やっぱり近い「東京リージョン」の方が圧倒的に遅延が少ないですね!
東京リージョン
rtt min/avg/max/mdev = 1.857/2.024/2.240/0.162 ms
石狩リージョン
rtt min/avg/max/mdev = 16.548/16.827/17.422/0.228 ms
HTTPの応答速度比較
まずはほぼ同じ環境を作成し、稼動サーバのリージョンを変更(石狩→東京)した際のHTTPのレスポンスの比較です。応答が愕然と早くなりました。
石狩・東京両サーバのHTTPレスポンスをひとつのグラフにしてみました。青のラインが「リージョン:石狩」、赤のラインが「リージョン:東京」になります。ひと目で違いが分かりますよね!
PageSpeed Insightsのスコア比較
石狩・東京の両リージョンでほぼ同じ環境を構築し、「PageSpeed Insights」のスコアを比較してみました。
石狩リージョンでは「修正が必要: サーバーの応答時間を短縮する」が表示されていましたが、東京リージョンは「修正を考慮」に緩和されました。
結論
結局、日本の中心地はやっぱ東京ですよね。ネットの世界でも全く同じです。
あくまで私の予想ですが「PageSpeed Insights」も東京近辺に設置されているサーバ機器からチェックをかけているんでしょうね。なので当然東京リージョンの方が応答速度が早くなるんでしょう!
速攻で「石狩リージョン」の解約申請を行い「東京リージョン」に移行いたのは言うまでもありません。
皆さんもアフィリエイトとかで、ページの応答スピードなんかにこだわっているのであれば、ご自身で使用しているサーバの設置場所も調べてみたらいいかも知れませんね。
次回は「GMO お名前.com VPS」「さくらのVPS」のVPSを使って、応答速度の比較なんか行ってみようかな???